久々の出社!帰り、癒しを求めて岳志へ。神亀という純米酒を常温で、ウニを食べながらクイッといったら花畑が見えた。生きててよかった。
お、バッドベイビーは泣かないじゃん、好き、と思って開いたらあっさりで拍子抜けした。が、そのすぐ後に、レビューってでもこれぐらいがむしろ自然で良いなと思った。ウェブメディアにおけるレビューと銘打たれた記事に対して、暗黙的に一定以上のボリュームを期待していることに気付いた、こういういらん期待は世の中の息苦しさを助長するのでどんどんアンラーニングしていきたい。
ClineやCursor Agentの威力におののいて「初学者エンジニアのキャリアパスの描き方は今後難しくなっていくうんぬんかんぬん」とのたまっている人を何人も見かけるが、既得権益側のポジショントークやめろ!俺はこれからプログラミングの勉強を始める人が本当にうらやましいし、はじめるなら今だぞ!と強く思う。囲碁将棋よろしく、AIに打ちのめされてからが人間の本番だというのは歴史が証明している、学習開始とともにAIが吐き出す大量のコードに触れて育つ人間たちが生まれると思うとワクワクしてくる。現時点で、AIが書くコードはClaude 3.7 Sonnetで新卒1-3年目程度、ジュニアエンジニアレベルであるというのが世間評価だが、俺から見ればそれはかなり上澄みの意見だ。ほとんどの現場で見かけるコードたちに比べれば、AIのコードはおおよそ基本的なプラクティスには従った「読める」コードで、命名のセンスなんかやその他諸々、とっくに俺のような三下のエンジニアでは太刀打ちできない。新卒3年目どころか、エンジニア歴15年とかでめちゃくちゃなコードを書くのが当たり前なのが人類だ。今は顔を覆いたくなるような無茶苦茶なコードは大体、前任のCTOとかリードエンジニアとかによって仕込まれているが、AIコーディングが当たり前になることでそのようなコードは駆逐されていくだろう。また、学習初期からそのような一定以上のセンスを持つAIと並走すれば、当然今いるほとんどのプログラマーよりは良いコードが書けるようになる。キャリアパスとかそういう御託はいいからとにかく駆け出せよ駆け出しエンジニアたち。