
今日、手話サークルに行ったら、会長がわざわざ持ってきてくれて、貸してくれた本。トリセツ。西野カナがオリジナルの表現だが、やはり、ウッとなる。キモいだろう。モノ化。擬人化の反対、擬物化。自分をモノ化してパートナーに差し出すというその歪んだ献身性みたいなところで、オリジナルのキモさが突出している。社員や同僚のことを「リソース」「労働力」というのと同様かちょい上のやだみ。「トリセツ」を言い換えるとしたらなんだろう、「特徴」かな、ろう者の特徴、あるいは「ろう者と接するとき気をつけるべきこと」と言うと良いだろう。西野カナも「私と付き合うにあたって気を付けてほしいこと」というタイトルで曲を出したほうが、男が女をモノのように扱う古い家父長制的なものを想起せず、ストレートで良かっただろう。
見たら読みたくなくなってしまうもったいない本のタイトル、というのがある。最近だと、「人文知は武器になる」という本も、著者の一人である深井サンがしゃべるコンテンツをよく聞いてる身としては、この期に及んで「武器」という、戦争を想起せざるを得ないメタファーはなんなのというのと、古くから誰かが言ったとされている「ペンは剣よりも強し」の格言のシンプルな言い換えでフレーズとしては下位互換、オリジナルに劣っているというのも微妙で、もったいないと思う。俺が。萎えるので。
あと最近、事実婚したアナウンサーのニュースを見て、名前を大切にするという感覚が自分は希薄だなと思った。俺は名字ではなくて下の名前を変えることになるとしても、受け入れる気がする。なんなのか。