インコの病院に行った。母と姉妹っぽい三人組がいて、病院の午後診療が始まる前に着いたので入口のドアの前で一緒に待った。診察が終わって会計待ちのとき(このとき、すでに一時間ぐらいの時間が経っている)に再び待合室で一緒になったとき、娘っぽい人がしんしんと、しくしくと、静かに激しく泣いており、悲しいような淋しいような気持ちになったな。恐らくこれが病院の日常だと思うと、働いてる人達への畏怖もものすごくある。毎日あんな感じで人の心を保てるのだろうか。特別な出来事が日常に組み込まれてなお、特別に扱わないといけないっていう厳しさ。毎回親身になって、言葉遣いに気をつけて、飼い主に寄り添って対応するのって、想像できないな。プロフェッショナルっていうのは心、精神のことだ。素人には想像もできないことを現実で可能にする技と、精神。俺だったら、二日酔いで出勤して、うっかり「あ、はい、えっと、今、死にましたね(あくび)」とか言ってしまって永久に追放されてしまいそう。「あ、」とか「えっとー、」とか言ったらダメそう